任天堂がOSを研究中―「esオペレーティングシステム」

http://www.inside-games.jp/news/255/25551.html
http://nes.sourceforge.jp/index.html

概要
 esオペレーティングシステムは研究用のピュア コンポーネントオペレーティングシステムです。esオペレーティングシステムでは、インターフェイス定義言語esidlでオブジェクトインターフェイスを定義し、それを実現するソフトウェアコンポーネントC++言語で記述していくことで、オペレーティングシステムの機能を自由に拡張していくことができます。オブジェクトがカーネル内部に実装されているのか、カーネル外部のソフトウェアコンポーネントで実現されているのかについて、オブジェクトを利用するアプリケーションプログラムでは意識する必要がありません。インターフェイス定義自体も動的にシステムに組み込んで拡張していくことができます。

 esオペレーティングシステム用のECMAScriptインタープリタesjsでは、esオペレーティングシステムのすべてのオブジェクトインターフェイススクリプトから呼び出すことができます。特別なサポートコードを記述したり、いちいちスタブをリンクしたりする必要はありません。esオペレーティングシステムではコマンドラインシェルなどのプログラムもECMAScriptで簡単に記述することができます。

 esオペレーティングシステムは現在、任天堂で研究システムとして開発が進められていますが、2006年よりSourceForge.jpからオープンソースソフトウェアとしても一般に公開しています。